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数式にこんな法則があったとは・・・目からうろこ

2017年01月10日 スタッフブログ 城市 開発 

新年明けましておめでとうございます。

今回の年末年始は、長期の休暇が取りにくい曜日なので、1月4日から出勤のユーザー様も多数おられたかと思います。

(ご苦労様でございます)

本日、ユーザー様から問い合わせがあり、

「セールの為、正規の値段の返品を起こし、値下げした伝票(売上)を入れたのだが、その月の集計をしてみると、どの得意先も売上金額と粗利金額が同じ数字なっている。原価は変わらないので、粗利金額は変化しているはずなのに、どうなっているの?」

との事。

バックアップを取り調査してみると、確かに、売上集計表にて、売上金額と粗利金額が同じになっているのが確認できた。

プログラムに不具合があるのかと思い、データベースの値を直接集計してみたが、同じ結果になっている・・・

あれれ? よく見てみると、対になっている伝票(2枚の赤黒伝票)の原価金額が同じなら(絶対値が同じなら)その組み合わせの売上合計と粗利合計は常に同じなるということが判明しました。

A伝票 売上金額:-2000円 原価:-300円 粗利:-1700円 ←返品伝票

B伝票 売上金額:1500円 原価:300円 粗利:1200円

この2つの伝票の売上金額をいくらに設定しようと、この2つの伝票の売上合計と粗利合計は必ず同じになります。

初めから2枚の伝票だけだったら、早く見つけることができたのかも知れませんが、数十件の伝票があったので、気づくまでにかなり時間を要してしまいました。