スタッフブログ

システムは、最初の作りが大切です。

2019年10月21日 スタッフブログ 佐藤 開発 

こんにちわ。佐藤です。

お客様より在庫管理を倉庫ごとでなおかつ、ロケーション単位で在庫管理をしたい
とのご要望がありました。

現在は、倉庫ごとに在庫を管理しているのですが一つの倉庫で商品を
複数個所で保管しているのでその場所で在庫を管理したいとのことでした。

商品がコンテナで1Fに入ってくるのでそこに保管。
出荷すると開梱するのでその後は2Fや3Fに保管。

と、梱包状態で保管する場所がかわるのでロケーション単位で在庫を管理したいとのことでした。

当初の作りが倉庫ごとでしたのでロケーションを追加するということはかなりの工数がかかります。
最初からそのようなことでプログラムを作成するのはいいのですが、
途中からとなると全ての画面、プログラムにおいて変更が発生します。

お客様からすると単純にロケーションという項目が増えるだけと思われますが、
既に完成されたシステムに後から追加というのはかなり大変です。
発注、仕入、受注、出荷指示、売上、在庫調整など全てにおいて
ロケーションを画面に追加してプログラムを変更して...
完成されたシステムに変更を加えるのはバグがでないようにかなりの
神経を使います。変更漏れがないかなど...

そして、帳票にも影響が出てきます。
そうなると、工数がかかるわけで、費用もかなりの金額になります。

ですので、プログラムを作成する段階でどういうシステムにしたいのか、
どこまで、管理したいのかをよく考えたほうがよろしいかと思います。

後から思い出すと余計な費用が発生してしまうのでもったいないです。

私たちも、なるべく質問等で確認をしますがお客様もそれぞれのやり方が
あるので気づかない場合があります。

また、よくあるのは「後から追加できるんだよね?」と言われます。
確かに追加はできますが、先程も述べたように完成されたシステムに
後から追加するというのは工数がかなりかかる場合があります。
もちろん、簡単に追加できる機能もありますが、仕様変更のような
場合は、工数がかかるかと思います。

ですので、打ち合わせの時には私たちに沢山質問していただき
色々なケースを想定して頂きたいです。

それだけ、真剣に私たちもお客様と向き合ってシステムを作成しているのです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。