2025年10月24日 スタッフブログ 開発 関戸
外部の拠点からPCできる蔵をご利用頂く際、多くのお客様で採用して頂いているのがリモートAPP(Remote Desktop ServicesやRemoteApp)を用いた方法です。サーバー側でデータの処理を行うため、データ転送量を抑えられ、レスポンスが向上する反面、リモートAPP固有の問題やトラブルもしばしば発生します。このトラブルやその対処法をまとめました。
リモートAPPの不具合は多岐にわたりますが、代表的なものを挙げると以下のような症状があります。
これらの問題は、ユーザー体験を大きく損ない、業務効率の低下やストレスの原因となります。
不具合の原因は、クライアント側・サーバー側・ネットワークのいずれか、または複合的な要因によるものが多いです。
特にWindows Update後に突然接続できなくなるケースは多く、更新によるRDPプロトコルの仕様変更やセキュリティ強化が影響している可能性があります。
不具合に直面した際は、以下のようなステップで原因を切り分け、対処することが有効です。
また、予防策としては、定期的な更新管理、バックアップ構成、ユーザー教育が重要です。特にIT部門とユーザー間のコミュニケーションを密にし、障害発生時の対応フローを明確にしておくことが、迅速な復旧につながります。