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古いNasは買い替えのご検討を

2022年11月28日 スタッフブログ 平川 開発 

購入した新しいPCを職場で使おうとして、「Nasが参照できない」
「スキャンしたデータが複合機に保存されない」などのご相談を
ユーザー様から頂くことがあります。
 
これまで使用していたPCでは問題なくアクセスできていたのに、新しいPCで
はなぜか特定のネットワーク機器にアクセスできなくなっています。

 
 
対象のNasや複合機が古い場合、SMB1.0というプロトコルが関係してそのような
現象が起こります。SMBというのは、ネットワーク内の端末が他の機器のファイルや
プリンタを参照するための仕組みで、現在の最新バージョンは「3」となっています。
 
古い機器はSMB1.0までしか対応していないものがあり、PCからはそのSMB1.0を
使用してアクセスする必要があるのですが、このSMB1.0というのが脆弱性を利用
されてランサムウェアの攻撃対象にされやすいとのことで無効化が推奨されています。
そのため新しく購入したPCは最初からSMB1.0が無効になっています。
上位のバージョンの使用が推奨されているということですね。
 
 
こうした理由で、新しいPCからあるネットワーク機器にアクセスできなくなるという
現象が発生します。「Windowsの機能の有効化または無効化」メニューからSMB1.0を
有効にすればアクセスできるようになりますが、脆弱性のある機能の使用はセキュリティ上
好ましくありません。また、SMB1.0は将来的には廃止になる予定とのことです。

 
 
古いNasは早目の買い替えが良さそうですね。