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インボイス制度の経過措置に対する機能追加

2023年12月27日 スタッフブログ 開発 関戸 

10月からインボイス制度導入され、しばらく経ちました。それまでは請求書のインボイス対応のご要望が集中しておりましたが、最近になり、関連する追加機能のご要望も頂いております。
その中で、インボイス制度の経過措置に関するものがありましたので、ご紹介させて頂きます。

 

インボイス制度の経過措置とは?

そもそもインボイス制度とは、適格請求書(インボイス制度の条件を満たした請求書)でないと仕入税額控除の対象として認めないという制度です。

この際、いきなり100%の金額が税額控除されなくなる訳ではなく、徐々に控除されない割合が高くなり、最終的に全額非控除となる措置が講じられています。

現在決まっている控除割合は下記の通りです。

令和元年(2019年)10月~ 全額控除可能
令和5年(2023年)10月~ 80%控除可能
令和8年(2026年)10月~ 50%控除可能
令和11年(2029年)10月~ 控除不可

 

PCできる蔵の経過措置

今回ご依頼頂いたPCできる蔵の機能追加は下記の通りです。

・各仕入先がインボイス対応しているかどうかを判定(請求日と仕入先のインボイス対応日付を比較)

・インボイス非対応の仕入先の場合、経過措置マスターから非控除となる消費税金額を計算し表示

・各帳票にて、原価や粗利にその金額を反映して出力

インボイス制度経過措置

 

ここまでの対応が必要なお客様は稀かもしれませんが、PCできる蔵はオーダーメイドソフトですので、このような機能追加も可能です。

是非お問い合わせください。