2025年12月24日 スタッフブログ 至田 開発
― 見た目は動く。でも“見えない盾”はもう無い。
先日、Office2016、2019のサポートが終了しました。
しかしWordやExcelは、サポートが終了しても普通に起動します。
ファイルも開けるし、印刷もできる。
だから多くの人が「まだ使えるから大丈夫」と思いがちです。
しかし、MicrosoftはOffice2016とOffice2019のサポートを2025年10月14日で完全終了し、
セキュリティ更新・バグ修正・技術サポートを一切提供しないと明言しています。
つまり、あなたのOfficeは“動くけれど守られていない”状態です。
サポート切れOfficeの4つの重大リスク
1. 新しい脆弱性が放置され、攻撃され放題になる
サポート終了後は、新たに発見された脆弱性が一切修正されません。
これは、鍵の壊れた金庫に貴重品を入れ続けるようなものです。攻撃者は古いOfficeを狙い撃ちにします。
・マクロを悪用したウイルス感染
・Word/Excelの脆弱性を突く攻撃
・ランサムウェア侵入の踏み台化
特にメール添付ファイルを扱う環境では、被害リスクが急上昇します。
2. ウイルス対策ソフトでは防ぎきれない
「ウイルス対策ソフトがあるから大丈夫」と思う人も多いですが、
アプリ側の脆弱性はウイルス対策では防げません。
Microsoft自身も、サポート切れソフトの使用は
潜在的なセキュリティ上の脅威にさらされると警告しています。
3. コンプライアンス違反のリスク
企業の場合、サポート切れソフトの使用は以下の問題を引き起こします。
・セキュリティ監査での指摘
・取引先からの信頼低下
・情報漏えい時の法的責任の増大
特に個人情報を扱う業務では、「最新のセキュリティ対策を講じていない」と判断される可能性があります。
4. 生産性の低下・互換性トラブル
サポート終了後は以下の問題が発生しやすくなります:
• 新しいファイル形式との互換性エラー
• クラウドサービス(OneDrive/Teams)との連携不具合
• バグ修正が行われないため、トラブルが放置される
Microsoftも、サポート切れOfficeは生産性低下やコンプライアンス問題を引き起こすと明確に述べています。
「まだ使える」は危険な思い込み
サポート切れOfficeは、Windows 10のサポート終了よりも深刻だと指摘する専門家もいます。
理由はシンプル。
・Word/Excelは毎日使う。
・メール添付ファイルを開く機会が多い
・攻撃者が狙いやすい
つまり、攻撃の入口になりやすいアプリだからです。
ではどうすればいい? ― 3つの現実的な選択肢
1. Microsoft 365 への移行(最も安全で推奨)
Microsoftも公式に推奨しており、
常に最新のセキュリティ更新が適用されます。
2. Office 2021 / Office LTSC へのアップグレード
買い切り型を希望する場合の選択肢。
ただしサポート期間は短くなっています。
3. LibreOfficeなどの代替ソフトに移行
コストを抑えたい個人・小規模事業者向け。
まとめ:サポート切れOfficeは“時限爆弾”
Officeは動き続けます。
しかし、あなたを守る盾はもう存在しません。
・セキュリティ更新なし
・脆弱性は放置
・コンプライアンスリスク
・生産性低下
これらを考えると、「まだ使えるから」は最も危険な判断です。
安全に業務を続けるためにも、早めの移行を強くおすすめします。