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工事業における「実行予算」「実績原価」について

2021年04月09日 スタッフブログ 営業 大橋 

工事業様では見積金額に対して工事費、材料などを原価として考え

粗利を計算するのが一般的かと思います。

内容によっては外注さんに依頼して費用が発生します。

度々話にあがるのが、当初の粗利予定と結果が同じではない。という件です。

当然、細かい外注費や材料費を図面通りにすべて見積依頼してから見積提出では
遅くなってしまうため、経験値や過去の実績などから見積は作成してしまうことが
多いかと思います。

実際は工事内容の変更や、追加、また見積上の拾い漏れなどから原価としての
実績は変化してくることがあるかと思います。

「何をもって粗利とするか?」という問題が出てきます。

原価の実績をもって粗利というのが正しいような気がします。

ただし、見積時には予定しか算出できません。

先日、このようなお悩みをお客さとお話いたしました。
システムを導入されている場合であれば、入力者各自が正確に、細部まで
都度原価を入力すれば粗利に大きな相違は出ないのでしょうが、

「通常業務がありなかなか、日々の入力には時間が取れない」

などのお声はよく聞きます。

実情は「見積」「実行予算」「変更修正」「実績確定」
と流れはあり、変更も複数回あることはよくあるかと思います。

会社として全体の「売上」「粗利」を掌握するのは途中ではなかなか難しいかと思います。

社内のルールを決め、どこをもって「全体粗利」を把握するのかを共有し、運用していくことが
大事かと思います。
そのルールは法人ごとに若干の違いも生じます。「変更」をどの段階まで受け付けるのか?
など、細かい社内ルールに対応できるシステム作りのお役に立ちたいと考えます。