2025年10月28日 スタッフブログ 清水正 開発
こんにちは、清水です。
女性初の高市総理大臣の誕生により、期待値が膨らみ株価が50,000円を超えて経済が上向き…この現象が続くことを祈ります。
さて、最近お客様のシステムを「Microsoft365 64bit版」での動作に向けてシステムを64bit対応しています。
先日、Excelファイルを取り込むシステムでエラーが発生したという問い合わせがありました。
調査の結果、xlsファイルにある32bitのActiveXのコマンドボタンが正しく認識されずにエラーが発生していました。
回避策は、ActiveXのコマンドボタンをフォームボタンに変更することでした。
Officeの利用環境を変えただけでエラーが発生するのでは、今後も古いファイルを使い続けるとトラブルの温床になるかもしれません。
そろそろ新しいファイル形式「xlsx」への移行のタイミングなのかもしれません。
以下は、xlsからxlsxへの移行についてAIからいただいた意見です。
Excel 2003以前のバージョンで使われていたファイル形式、「.xls」(Excel バイナリ ファイル形式)。
互換性のためにまだこの形式でファイルを保存したり、古い資産をそのまま利用したりしている方もいるかもしれません。
しかし、この古い「.xls」形式を使い続けることには、実は大きなリスクとデメリットが伴います。
最新の「.xlsx」形式へ移行することで、皆さんの業務効率とセキュリティは格段に向上します!
その「.xls」ファイル、大丈夫ですか? 知っておきたい3つのリスク
1. セキュリティリスクの増大
「.xls」形式は、新しい「.xlsx」形式に比べて、マクロウイルスなどのセキュリティ上の脆弱性を突かれやすい傾向があります。
セキュリティ機能も最新のものが適用されないため、機密情報を含むファイルを扱う上で非常に危険です。
2. 最新機能が使えない
「.xls」形式には、最新のExcelで追加された便利な機能の多くが保存できません。
・新しいグラフの種類
・Power Queryなどのデータ連携機能
・より高度な条件付き書式や数式
これらが利用できないことで、データの分析や視覚化の柔軟性が制限され、業務効率が低下してしまいます。
3. データ処理の制限と破損のリスク
「.xls」ファイルは、行数が最大65,536行、列数が最大256列という厳しい制限があります(「.xlsx」は100万行以上)。
データ量がこの制限を超えると、新しい形式のデータも保存できなくなったり、データの一部が失われたりする可能性があります。
また、ファイル形式自体の構造が古いため、ファイル破損のリスクも相対的に高いと言えます。
✨ 「.xlsx」へ移行するメリット
新しい「.xlsx」(Excel Open XML形式)に移行することで、これらのリスクを解消し、以下のメリットを享受できます。
・強固なセキュリティ:最新の暗号化や保護機能が適用され、マクロとデータを分離して保存できるため、セキュリティが大幅に向上します。
・圧倒的なデータ容量:行数が100万行以上に、列数が16,000列以上に拡張され、大容量のデータを安心して扱うことができます。
・ファイルサイズの軽量化:Open XML形式により、ファイルサイズが大幅に軽量化されます。これにより、ファイルの保存や共有がスムーズになります。
・最新機能の活用:Power Query、新しい関数、より柔軟なピボットテーブルなど、Excelの最新の強力な機能をフル活用できます。
🚀 移行は簡単!今すぐ始めましょう
古い「.xls」ファイルから「.xlsx」への移行は非常に簡単です。
1.古い「.xls」ファイルを開きます。
2.「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
3.ファイルの種類(拡張子)を「Excel ブック (*.xlsx)」に変更して保存するだけです。
この簡単なステップで、皆さんの大切なデータはより安全に、より高機能に生まれ変わります。
業務で利用している古い「.xls」ファイルがあれば、ぜひこの機会に「.xlsx」への移行を進めてみてください。