スタッフブログ

業務システムをご利用時のUPSの使用目的について

2021年03月23日 スタッフブログ 営業 大橋 

UPSをご導入済のお客様は多いと思いますがどのようにイメージを持たれているでしょうか?

ノートPCでいうところのバッテリーのようなものだと考える人は多くないでしょうか?

PCや周辺機器を接続しておくことで、停電時でも気にせず、何時間にも渡って業務が平常通り
続けられるという感覚を持っていませんでしょうか?

仕様によっては正解と言えますが一般的には
「停電時に機器を安全にシャットダウンする時間を稼ぐ装置」と考えた方が
よろしいかと思います。

よって、ServerなどOSを持った機器に関してはシャットダウンをしてくれる機能を
もっているものを採用し、Server機の入れ替え時に同時購入されることが多いと思います。

ユーザー様の環境を拝見すると、Server機以外にNASや外付けHDDなどがUPS接続されている
ケースがあります。

UPSは大容量のものでなければ停電などで稼働し始めた場合にその後数分間バッテリーとしても
機能してくれますが、正常にServer機などがシャットダウンできる前提でその後UPS自身の電源を
落とす機能が含まれています。実際はバッテリーとして使える時間は数分間と考えた方がよいかと思います。

その時間が「300秒」とか「360秒」などと設定できるようになっています。

仮にUPS非対応のNASがUPSから電源供給を受けていると、いずれUPSが電源をOFFもしくは
バッテリーがゼロになった段階でNASも強制的に電源は落ちてしまいます。

今はUPSに対応したNASも出ているため用途によってはそういう仕様のタイプを導入する
必要があります。

UPSはある1社の物をよく見ますが一応オプション化されているソフトウェアを同時に購入する必要が
あります。その専用ソフトを通じて各種設定をすることになっているのも事実です。

近年はクライアントPC用として安価なものも発売されています。

データのバックアップや災害時のための備えとして検討される場合はUPSの再検討も
必要かと感じています。

ご不安をお感じになりましたらご相談ください。