スタッフブログ

EXCELでの限界とは・・・

2025年02月04日 スタッフブログ 営業 角井 

弊社は、中小企業様向けの業務基幹システムの開発を得意としております。
合わせて、EXCELマクロの開発も請け負っております。

このHP中の電車広告のご案内にもありますが、「誰かが作ったEXCEL...」
修正できない、バージョンアップできない、限界を感じるとのフレーズを
載せておりますが、先日のご相談例がまさに、EXCELでの限界といったところでしょうか?

<輸入品の在庫管理をEXCELで行っている>

①在庫一覧表
  この表は単純に製品名の羅列に、横に日付、入出庫数量を保持させ、
手動にて入力し、現在個数を表示している表になります。

②見積書
顧客提出用の見積書になりますが、在庫関連としては、引当数となります。

③出庫指示書
現場への出庫指示書です。在庫関連としては、出庫数となります。

④納入表
  商品購入時の一覧表。在関連としては、入庫数となります。

ご相談内容としては、②③④を利用して、①の在庫表を自動更新できないか?
とのことでした。

フォーマットを拝見しましたが、さすがにEXCELでの全自動化は難しそうです。
個々の書式が自由に修正できる上、見積書にいたっては、シートの横展開にて
データが増えていきます。

つまり、データの連携が取れないのです。
EXCELの性質上、簡単にファイルのコピペができて、自由に書式を変更できる分
データの整合性を保つという意味では、かなり難易度が上がります。

これを、データベースのシステム化を行えば、全てが解決します。
商品マスタを元に、固定フォームからルールに基づいた入力を行えば、
②③④を利用した入出庫数の計算、集計は簡単です。

単純に、ファイル内の集計や、数式による入力の簡素化するという意味では
EXCELでの開発は有効ですが、データの連携を主とする処理はデータベース化が
最も有効です。